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Channel: スポーツナビ+ タグ:武内
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今一度、小野獲得の経緯を思い出してほしい

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 今日の試合も8回に逆転をされたということでここ最近の負けパターンの流れとなったわけだが、本日に限っては先発バリントンが8回にピンチを抑えることが出来ずに負けたという部分が大きいのでまだ良いとする。 だが、その後に上がった小野がルナに本塁打を打たれて試合を決してしまったことはこの上なく不満である。 そもそも、小野淳平を獲得した経緯を振り返ってみよう。 あれは4月終盤。 前田健太が怪我で離脱し、野村祐輔も怪我と不振によって離脱。 先発が大竹、バリントン、久本に中村や中崎といったところで賄っており、正直厳しい状況にあった。 そんな時にカープフロントが決断したこと、それが「先発補強のためのトレード」であったのだ。 そして昨年の怪我から復活を目指すペローンこと青木高広を放出して巨人から小野淳平を獲得した、というところであった。 確か小野淳平はその時点で巨人の2軍先発陣の柱として投げており、成績も良いものがあった。 年齢も26歳と、カープの弱点である25~29歳の右投げ投手獲得。 そういう点では、カープが行ったトレードに間違いは無かったと思う。というより、そう思いたい。 ただ問題は、その後の小野の起用法である。 彼は2軍で一度だけ先発として投げた後、勝利の方程式の一角として期待されていたソコロビッチが怪我によって1軍を離脱するといきなり昇格し、とりあえずソコロビッチの代役として1軍で投げることを命じられた。 そこからというもの・・・確かに先発は前田健太も野村も戻り、小野の先発としての需要は無くなったかもしれない。 それに今村が安定しないこともあって中継ぎは絶対的に足りていたというわけではないが、小野は相変わらず敗戦処理やロングリリーフでの起用が続く。 そして今日の試合もバリントンが崩れた後に登板したわけだが、結果的にピンチを抑えることが出来ずに試合を決してしまったということだ。 要は何が言いたいかというと、小野淳平をここまでこだわって1軍に残したことの意義を問いたいということである。 中継ぎでもの凄い成績を残しているなら別だが、防御率は4点台。そして、思っていたよりも制球面に不安がある。 それだったら小野の代わりに誰かを昇格させてその人物に小野の役割を担わせ、その間小野を2軍の先発ローテとして起用し、再び起こるかもしれない「先発危機」に備えるという手は無かったのだろうか。 確かに小野を1軍で起用して経験を積ませ、将来に繋げるということは良いかもしれない。 もしかすると彼が中継ぎタイプという可能性もあることを考えると尚更だ。 けども、彼が中継ぎになって、もの凄く良い事はあったのだろうか。 そして、ここまで中継ぎで起用するほど、彼は中継ぎに向いているという確証はあっただろうか。 そして何より、2軍の先発陣に余裕はあったのだろうか。寧ろ、2軍で先発としてしっかりと鍛えることが、2軍の他の先発投手にとっても、そして小野自身にとっても良かったのではないかと、改めて思う次第である。 正直、ここ最近の8回逆転負けに疲れて文章が乱れていることは承知している。 けどもこれだけは言いたい。  「青木を出して小野純平を獲得した経緯、そこを思い出してほしい」

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