チームは調子が良いが、攻撃陣はヤバいというのが今の印象だ。 11日の試合は木村昇吾が攻守に頑張ってくれたが、それでも菊丸にエルドレッド以外はイマイチなところは事実。 彼ら3人が打っていなかったらと思うと、今でもゾッとするところだ。 特に顕著なのが「得点圏成績」と「代打成績」。 まあ「得点圏成績」に関しては今日の試合で向上したところがあるし、チームで1番得点圏で回ってくるキラが復調すれば自然と上がってくるだろう。 寧ろ心配なのが「代打成績」である。 以下に2014年の代打起用成績を掲載するが・・・ ご覧の通り、悲しいものである。 特に、昨年「左の代打屋」としての地位を築いた岩本が今年は1本もヒットが出ず、この度2軍降格。 右の代打では堂林と小窪が頑張っているが、それでもコマ不足感は否めない。 特にキラの不調によって野手の層が薄くなる可能性もまだ捨てきれないわけで、そうなると野手陣のテコ入れというものが必要になるだろう。 そこでまずは2軍だが、以前も述べた通り、右の大砲候補である高橋は調子を落とし、期待の鈴木誠也は試合出場すらままならず。 庄司に安部に中村憲、ベテランの東出に迎が頑張っているが、この選手!!という選手を挙げにくいのが事実。 今回も岩本の代わりに上本崇司が昇格したが、これは右の野手を増やす意味合いがあるものと思われ、2軍で打ちまくっていたという理由でないことは悲しいところだ。 そうなると、次に考えられるのが「今の時点で埋もれている選手を見てみよう!」というスポーツ魂!!恒例の選手探索になるわけだが、探してみると2軍で活躍している注目選手がいたので、列挙してみる。 ①後藤武敏(横浜DeNAベイスターズ) 「ゴメス」の愛称でご存じの方が多い、右の大砲。 昨年は右の代打として存在感を示していたが、今年は2軍暮らしが続く。 だが2軍でも腐らず頑張っており、打率が2割9分台、長打率が4割を超える活躍。 ブランコの代役として中村紀洋と共に昇格する可能性もあるが、魅力的な選手ではある。 ②福浦和也(千葉ロッテマリーンズ) 実績ある素晴らしい選手だが、今シーズンは2軍暮らし。 だが打率は4割越えと未だ健在をアピールしており、1軍で必要とされた時に備えて準備している。 とりあえず列挙してみたが、まあ埋もれているとは言い難いだろう。 ③武内晋一(東京ヤクルトスワローズ) 昨年まで選手会長を務めるなど、人望厚い選手。 ファーストと外野を守れる点も、重宝されそうな選手ではある。 だが今年は2軍暮らしが続くも、今の時点で打率3割越えで、長打率が5割越え。 代打として考えた際に、結構魅力的な選手である。 ④中田亮二(中日ドラゴンズ) このコーナーではお馴染みとなってしまった選手。 今年も2軍で打率が3割7分という高いものを残しており、魅力的な選手だと思って見ている。 ⑤森田一成(阪神タイガース) こちらもお馴染みとなった「小ブラゼル」。 今年も頑張っており、スポーツ魂!!は彼を見守っていたいと思っている。 という5人を列挙してみたが、どの選手も魅力的ではある。 特に、この中で魅力的なのは武内。 1軍での実績もあり、守備も一塁以外に外野を守れる点は大きいところ。 勿論元選手会長だった点などを考慮するとこちらもそれなりの選手を出さないといけないためにトレードは難しいだろうが、それでも野手のオプションを増やしたいのならば、彼は魅力的な選手である。 とまあいつも通り候補は出してみたが、どの選手もトレードで獲得に動くのは難しいといったところが全てだろう。 この際岩本が代打屋として再び活躍し、小窪や堂林、廣瀬らが代打として起用された際に結果を残すことを期待する。それが1番手っ取り早い気もする。 もしくは、東出や迎といった新たな選手を代打として起用してみるか。そのいずれかになるだろう。 たった1打席の起用ではあるが、そこを侮ると勝負所で苦しむことになる。 その点で、「代打成績」を重視することも必要になってきそうだ。
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